毒素◇排出

 毒素の排出

毒素排出について

◇「毒素の排出について」◇
毒素の排出とはいったい何のこと?
毒素の排出・排毒の方法について。

カゼの役割って。。

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TOP >毒素の排出について◇毒素の排出とは何か?排毒の方法アレコレ

「排毒」とは、体内の毒素を外に排出することをいいます。
咳や嘔吐、尿、大便、汗、痰、鼻水、涙、目やに、そして女性の月経時の出血などによります。

それに対し「解毒」とは体内で毒を処理する事です。基本的には肝臓がその中心的役割をになっています。
また、肝臓以外では細胞に解毒作用があり、皮膚の細胞も解毒機能を持っています。

女性は閉経を過ぎると急に病気になったりする場合がありますが、
月経による排毒(毒素の排出)が少なくなるからと思われます。

話が横道にそれますが、老化を進める活性酸素もカラダの中で毒となって
活躍しますが、活性酸素の代謝産物が尿中にどれくらい出てくるかと言う検査を
4000名にわたり実施した結果報告を聞いた事があります。
男性は20歳すぎから徐々に上昇するのですが、女性は閉経時まで低いままなのです。

これがどういうことを意味するかと言うと、
男性が20歳をすぎると老化が進むのに大して、女性は出産可能な50歳くらいまでは
若さを保ちやすいという事です。

話をもどしますが、「出るものは止める」という考えが文化の中にあります。

人前でゲップをしたり、おならをするのは失礼だとされます。
その根底には「出るもの」は「不浄」という価値観があるからにほかなりません。

ところが、排毒・解毒という毒素を排出するという視点に立つと、
一転して、「出るもの止めるべからず」となります。

漢方医学では、吐方(とほう、汗方(かんぽう)、下方(げほう)といって、
吐かせたり、汗を出させたり、下痢をさせる施術が重視されます。

江戸時代には中神琴渓(なかがみきんけい)などのように、
これが上手くできる医者は名医とされたほどです。

嘔吐などはだれでも我慢に我慢を重ねますが、
本当は早くだした方がカラダのためにはいいのです。

むろん、ところかまわずというのは大いに慎むべきでしょうが、、、、


排毒法イロイロ

足湯と半身浴について

温泉街などではあちこちに「足湯コーナー」があって人だかりができています。
また、家庭用の足湯の機械も今ではいろいろ売られています。

足裏マッサージにも言えますが、足の裏の細胞が活性化するとそれだけ毒素が排出されやすいという事です。

足湯とともに、「入浴のススメ」のページでも紹介している半身浴も効果的です。

いずれもうまく毒素の排出が行われた時は
「筋肉が柔らかくなる」「カラダの動きが軽く感じる」などの感覚が感じ取れます。

「毒素を排出する」という事に着目した時の足湯、半身浴を効果的にするには、
「ミネラル塩」を入れる事をオススメします。ただのお湯につかるより、排毒を促す効果があります

ドロドロ血液とサラサラ血液

人間は本来動物ですから、靴をはかずに土の上で生活するのが本来の姿でした。
足の裏は石ころで適度に刺激され、さらにカラダにたまった不要な静電気は常にアースされるという
日常を送っていたに違いありません。カラダに静電気がたまると血液はドロドロになります

健康な状態では赤血球のまわりはマイナスイオンにとりかこまれているので血球どうしが反発しあい、流れをスムーズにします。
いわゆるサラサラ状態といっていいでしょう。
ところが、プラスイオンがたまってくると赤血球の周囲にもプラスイオンがついて血球同士が
くっついて流れをさまたげるようになります。これがドロドロ血液の本質です。

浣腸療法について

最近は浣腸療法を主にとりいれているクリニックがあちこちに現れてきました。

大腸内の圧をコントロールしながら浣腸液を注入するという安全な方法で浣腸します。
単発で一回だけではなく、一週間ほど毎日するほうが効果的なようです。
浣腸や腸洗浄については、ずいぶん古くから様々な健康法でその有効性がいわれてきました。

肥田春充氏の肥田式健康法もそのひとつです。氏は、卒中に陥ったらまず安静と浣腸の重要性を説いています。
また、『彷徨えるガン患者たち』の著者として知られる深江雄郎先生も、まずは腸洗浄といっています。
さらに、アメリカではガン患者をたくさん救ってきたゲルソン療法で有名なM・ゲルソンもコーヒー浣腸を勧めています。

いずれの理論も腸内容物の滞留がいかにカラダに有害であるかという考えを基本にしています。
(管理人も自宅でできる腸洗浄キットを購入してひそかに実行してみましたが、翌日の体調は
確かに違います!なかなか時間と環境がそろわず実行回数が少ないのでレポートは改めてしたいと思います)


遠赤外線低温サウナについて

インドの伝承医学・アーユルヴェーダに伝わるパンチャカルマに似た方法が近年、日本でも開発されました。
カラダの毒素の排出のために特殊なサウナに入るという方法です。

このサウナは「遠赤外線低温サウナ」といい、床下にダイオード発熱体を設置し、部屋全体に遠赤外線を放出させます。
これによってカラダを芯からあたためて発汗をうながすものです。

汗の出方はカラダの状態によって様々です。はじめて利用すると顔だけとか、上半身からしか汗が出ない事が多いのですが、
何回か利用している内に全身から汗が吹出すようになります。ちなみに、近年問題視される電磁波については安全とされています。

いわゆる一般のサウナとの最大の相違点は温度です。通常のサウナは100度もあるので長時間入室する事ができません。
これに対して遠赤外線サウナは室温が40度から45度くらいで、湿度が65%から70%なので一時間でも入っている事ができます。
そのため表面的に皮膚から汗が出るだけでなく、カラダの奥深くまで温められじっくりじっくりと汗が出てきます。
したがってカラダの毒素が一般のサウナよりも効果的に排出されると考えられます。
最近増えてきた岩盤浴も同じ効果が期待出来ますね。(これも実は管理人の最近のお気に入りです。)


樹液シートについて

足の裏にこのシートを貼ると、得体の知れない「ベタベタ」の汁が出る、不思議なシートです。
これを使うと肩こりから腰痛、膝痛がとれるから不思議です。
どうも足の裏から毒素が排出されているようです。

手のひらからも同様によく排毒されるようです。

このページを引用させて頂きました医師の本部先生の体験によりますと、
大勢の患者さんに勧められた結果、様々な症例について病名とは関係なく良好な結果で、
特に「腰痛」「膝痛」「リウマチ」には大変有効だったそうです。
「ベタベタ」の出方は症状に応じて違い、長く「薬漬け」だった方などは「ベタベタ」が落ち着く
(毒素が排出される)までに1年もかかったという事です。


排毒の歴史について

医学史をひも解いていくとどんな時代の治療法にもかならず排毒法というものがあります。

西洋では冩血法(しゃけつほう)がはやった時代がありました。瀉血法とは汚れた汚い血液を取り除いて病気を治すという治療法です。
その昔、なにがなんでも瀉血、瀉血という時代があって、病気になったので瀉血をほどこしたら、
それによって失血死したのではないかというヨーロッパの王様の症例があるほどです。笑い話のようですが本当です。

瀉血とは異なりますが、東洋には、古くからヒルを利用して血を吸わせる方法がありました。

また、鍼灸のツボ療法に、背中のツボに針を指して血を出させ、この血を抜き取ることによって痛みが去り、病気が去るという方法もあります。
(管理人も子供の頃、母親に連れられて普通の家で、知らないおばぁちゃんにこれをやってもらった事があり、
ドロドロの汚い血だけが出るのでビックリした覚えがあります。。。)


また、イスラムの世界にも瀉血と似た排毒法が伝えられています。
吸角療法といって千年以上前のイスラムの医学書にも記されています。
吸角療法というのはもともと牛の角を用いていたことから、こうした名称になったのでしょうが、
角の中をくりぬいてストロー状にしたものを背中などにあてて血を吸ったようです。


現在ではガラスの球形状のものが利用され、外部へ空気をだし空気圧の差を利用して皮膚を引っ張り、
滞った血液を皮下に吸い寄せた上で小さな傷をつけ、血液を吸い出します。
(エステで使われるカッピングはこれと通じていないのでしょうか???)

また、インドにはアーユルヴェーダという伝承医学があります。
そのなかに、パンチャカルマといってカラダにオイルを塗ってサウナに入り、
全身から汗とともに排毒する方法があります。
やはり発想の原点には全身の詰まった管をきれいにするという考え方があります。

漢方でいう下法(げほう)、つまり下剤を利用して下したり、浣腸するという方法は西洋にもあります。
アメリカではガン患者に施行するゲルソン療法のコーヒー浣腸が有名です。

吐かせるという方法にしても、西洋、東洋の区別なくお目にかかる方法です。
悪酔いした時にゲロを吐くと、一気にさっぱりとした気分になるのを経験した事はありませんか。


このページの文章は、管理人がお世話になっている医師 本部千博先生の著書「毒素をためると病気になる。排毒・解毒で病気は治る」(アールズ出版)から引用させて頂きました。

本ページ「毒素の排出について」は、「毒素について」の関連ページです。


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