毒素

 毒素

毒素について

◇「毒素について」◇
毒素をためると病気になる
カラダにとって毒素とは何のことなのでしょう?

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今カラダと「毒素」の関係に注目しています。
欧米でも最近になってDETOX(デトックス)という方法が話題になってきているようです。

からだにとっての「毒素」ってなんでしょう?「胎毒」って何のことなのでしょう?

これらについては、私たち一般の人はもちろん学校では習った事はありません。それどころか、
学校の先生や、医師ですら学校では教えてもらわないそうです。

それはなぜか?

現代の教育現場において『科学的に説明がつく』とされていること以外は重視されず
排毒・解毒などは科学的な説明がされないゆえに無視されているからです。

人工臓器のような高度医療の話題が頻繁に報道されるので、いかにも人間のカラダが科学的に解明されているかのように
錯覚しますが、じつはわからないことだらけ、というのが本当のところのようです。


排毒とは?毒素とは? 

毒素と言ってだれもが最初に思い浮かべるのは、いわゆる病原菌やウイルスです。
明らかにカラダに悪さをするので、毒素といって良いでしょう。

毒素は外から入るだけとはかぎりません。
たとえば仕事や運動で筋肉を緊張させると「乳酸」という疲労物質が生まれます。

それがたまると筋肉痛を引き起こします。痛みまで引き起こすのだから、これも毒素と言っていいでしょう。

また、カラダにいいと信じられているものだからといって、毒素にならない保証はありません。
たとえば、薬や健康食品も食べ過ぎたり、長期間摂取すれば徐々に蓄積され、当然、毒素となります。


毒という漢字の成り立ち    

毒の上の部分は「生」が変形したもので、「草の芽生え」を示します。下の部分は子を生む「母」です。
いずれの意味にしても、新しい生命を誕生させる程の強い効能を予感させ、
いわゆる害を与える毒を表すような象形はありません。

その昔、薬草のエキスを採ってエキス滋養強壮剤に用いたのでしょうが、
常用すると効能が強すぎてカラダにひどい害をおよぼしたところから、こんな字型が生まれたのでしょう。
薬イコール毒素の典型的な話です。

perrier

毎日食べても安全なものはわずかしかない

植松黎氏の著作「毒草を食べてみた」によると、
この世に何万種類とある植物のなかで、食べ過ぎても毒素にならないものはわずかしかないといいます。

私たちが主食としている米、小麦などの穀類、大豆、アズキなどの豆類、その他根菜類など、
ずいぶんたくさんの種類があると思いきや、じつは植物全体に占める比率はごくわずかなのです。

何万年も人体実験をくり返してきた結果、現在の安全な食べ物にたどり着いたのです。

漢方薬の生薬に附子(ブシ)というものがあります。
カラダの冷えをとる効能があるので、高齢者によく処方される「八味地黄丸(はちみじおうがん」という
漢方薬の中にも入っています。

これだけの話ならふーんと言うところですが、じつはもとの植物には猛毒があります

殺人事件に出てくるトリカブトと同じといえばわかりやすいでしょうか。


ミネラル/微量栄養素について

微量ではあっても人間のカラダにはどうしても必要なものは他にもあります。

例えばミネラルです。
ミネラルというとすぐにミネラルウォーターを思い浮かべるでしょう。
しかし、よく考えてみて下さい。
ミネラルというのは鉱物のことです。要はカラダには微量の重金属が必要だという事が分かってきたのです。

亜鉛・チタン・バナジウムなどは免疫機能に重用な役割をはたしているのです。
ところがこうした鉱物も量が増えると毒素になってしまいます。

すべての鉱物がカラダに必要なわけではありません。
微量であっても悪さをするものもあります。

たとえば水俣病を引き起こした水銀中毒を例にあげればわかりやすいでしょう。

また、歯に詰めてあるアマルガムが病気のきっかけになることも実際にあります。
カラダにとても大切なタンパク質が毒素となることもあります。

たとえばじんましんを引き起こす毒素はタンパク質です
腸でうまく消化されずに肝臓へと運ばれますが、その一部は肝臓でも処理しきれずに血液中に流れます。
その結果、炎症という形で皮膚から排毒されるわけです。これが皮膚の炎症の本質です。

カラダの外から体内に入り込む毒素に対して、カラダ自身がつくりだす毒素もあります。

たとえばリウマチなどでは自己抗体が問題になります。
これらは自分で作り出しておきながら異物とみなしてしまうのですが、毒素が皮膚でジンマシンをおこすように、
毒素が膝や手足の関節にくっついて炎症をおこすとリウマチになります。

そんなタンパク質も毒素と考えられます。

このような毒素が関節ではなく眼球にたまれば虹彩炎をおこし、
肺にたまれば肺炎(間質性)をおこすことになります。


カラダに毒素をためるとどうなるか

毒素はいったいどこにたまるのでしょうか。

風邪をひくと体表にたまったものが汗として出てきます。
解毒剤などを利用していると、本来外へ出すべき毒素をカラダの奥へ押し込んでしまいます。
次に筋肉痛などになってくる、あるいは痛みをともなわないまでも筋肉が凝った状態になります。

さらに進むと内臓に病気が出てきたりして、体質的には冷え性になります。
熱い風呂に入ってもちっとも汗が出ないような状態です。
手足が冷たいのは細胞が毒素で仮死状態になってしまうからです。
細胞が動いていないので血液も循環しません。それで冷たいのです。

漢方に精通した医者の間では、はしかで発熱しても熱を無理矢理下げないというのが常識とされています。
熱をあわてて下げると、熱が内臓にこもって病状が長引いてしまうというのです。



毒素の排出についてちょっと触れてみます。

最近はリフレクソロジーが盛んになりました。
足の裏を刺激して、一日の疲れを癒そうというものです。

痛みを感じるところにはやはり毒素がたまっています。
顕微鏡でその部分の血液を調べてみると、血液はいわゆるドロドロ状態です。
また疲労物質の乳酸などの血漿もたくさん見られます。

これらが痛みの原因になっています。マッサージによって血液の流れが良くなると痛みは改善します。
リフレクソロジー治療後は、水分を多めに摂って血液循環をよくしてやると、毒素の排出の効果がより持続するでしょう。



ストレスがつくる毒素

毒素は必ずしも口から入るだけとはかぎりません。

カラダの中でもつくりだされています。
筋疲労物質や代謝産物もそのひとつです。

また、ストレスが毒素を作る事もあります。

手先や足先の毛細血管に流れる血液を顕微鏡で観察すると、
デコボコになった赤血球に出会います。

なぜそんな形になるかというと、
ストレスによって増大した活性酸素物質が赤血球膜にくっつくと、
膜が伸びずにコンペイ糖のようなデコボコ上になるといわれています。

硬化した上にデコボコしていたら、流れが悪くなるのも当然です。

そんな患者に出会うと、ストレスの事をたずねる事にしています。
するとだれもがそれぞれに思い当たるフシがあるようです。

精神障害を起こしている患者が興奮した時の息をグラスにため、
内壁に付着した水滴を取り出してマウスに注射すると即死する、という実験の事が
書かれた本を呼んだ事があります。

吐き出した患者の息には大量の毒素、
アドレナリンホルモンが混じっているせいだと考えます。

また、生死の境をさまようような大病やケガから生還した患者が、峠を越えて
ほっとしたのもつかの間、数カ月後に全く別のガンで亡くなってしまう事がままあります

かつて元三井物産マニラ支店長だった若王子信行さんが、テロ組織に誘拐されて
4ヶ月も拘束された後、無事救出されるのですが、それからしばらくしてガンを発症し
わずか2年後に亡くなってしまった事もありました

極度のストレスが体内の毒素を急激に増大させ、
短期間の内にガン細胞を大きくさせてしまうのかもしれません

むろん、逆の事も起こりうるでしょう。
笑って過ごしている内に解毒してしまうという事もあるようです。

このページの文章は、管理人がお世話になっている医師 本部千博先生の著書「毒素をためると病気になる。排毒・解毒で病気は治る」(アールズ出版)から引用させて頂きました。

本ページ「毒素について」に続いて、「毒素の排出について」に触れていきます。


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